【指数投資を始める】日本の主要株価指数を解説

投資

こんにちは ! コアラです。

皆さんは日経平均やTOPIX、マザーズといった日本の株価指数についてご存知でしょうか?

インデックス投資をする方はもちろんご存知かと思いますが、意外と

  • 日経平均とTOPIXって違いがあるのだろうか?
  • マザーズってどんな会社が含まれるんだろう?

のような疑問が残っている方もいると思います。

しかしながら、指数の違いを知らないと、予想外の要因で下落に巻き込まれたりするため指数について知ることはインデックス投資をする上では必要であると言えます。

本記事では、

  • 日経平均とは何か?
  • TOPIXと日経平均の違い
  • マザースとは何か?

について解説します。

本記事を読んで、日本の株価指数について理解しましょう。

日本の株価指数には何がある?

日本の指数といえば言わずとしれた「日経平均」を思い浮かべる方も多いと思います。

しかし、「日経平均とは何?」と聞かれた時に正確にどのような指数なのか答えられる人は少ないのではないでしょうか?

また、日経平均以外にも日本には「TOPIX」、「マザーズ」と言った指数がありますが、これらの指数についても、

  • 日経平均との違いは何?
  • マザーズはなぜ存在するの?

と言った疑問に正確に答えるのは意外に難しいと思います。

このように意外と疑問だらけの日本の株価指数。

下記でこれらの指数の違いについて解説します。

日経平均とは?

日経平均は日本の経済を表すにふさわしい225銘柄を選定し、その株価を足し合わせ定数で割って求められた指数になります。

銘柄選定自体は日経新聞が行なっており、そのため”日経平均”と呼ばれています。

実はその算出方法に問題がありTOPIXが生み出されたと言う背景がありますが、国外にも認められた日本経済のシンボルとなっています。

日経平均の問題点

日本株価のシンボルである日経平均ですが、実は多くの問題点を抱えています。

代表的な問題点として、

  • 225銘柄しか指数に組み込んでいないため、4000銘柄もある東証一部市場の実態を表していない。
  • 一部銘柄の影響が大きすぎる。
    (ユニクロが比率が10%近くあり、ユニクロ指数と揶揄されることも)

以上の2つがあります。

このような問題点があり、後述のTOPIXが生み出されたという背景があります。

TOPIX/東証株価指数とは?

TOPIXは東証一部市場そのものの大きさを表すための指数です。

そのため、東証一部に上場している全ての株が指数に含まれます。

日経平均はいわば日本代表選抜の指数であるためその点がTOPIXと異なります。

また、その価格算出方法も当然、日経平均とは異なりTOPIXの方がより日本経済の実態に近くなるように設計されています

TOPIXと日経平均の違い。時価総額加重型のTOPIX

TOPIXは株価の平均を求める日経平均と違い「時価総額加重型」の指数となっています。

「時価総額加重型」と言う言葉自体は難しいですが、

要は時価総額が小さい小規模な株の指数への影響は低く、逆に時価総額が大きい株は指数に与える影響が大きくなるように設計されている指数

と言うことです。

実際、時価総額の大きい会社(トヨタなど)は小規模な会社に比べ日本経済に与える大きいと言えます。

そのため、TOPIXは時価総額大きい会社の影響をしっかり反映し日本経済の実態をより明確に表した指数であると言えます。

日経平均の算出方法(単純な株価足しわせ)では日本経済の実態を上手く表せないと言う問題があり、TOPIXが生まれた

このような経緯があるため、TOPIXは日本経済が強く成長していけば大きなリターンが狙える指数と言えます。

(TOPIXについて詳しく知りたい場合は日本取引所グループの公式サイトを参照)

TOPIXは日銀が買い支えている

TOPIXは日銀が買い支えをしている指数であり急落局面に比較的に強い指数であるとも言えます。

しかしながら、国が介入しているため投資家心理とは別の方向に動くこともあり、「売りで入る場合はその価格変動を予想しづらくなっている」と言うリスクもあります。

また、日銀の買い支えがなくなった場合、急落するリスクも抱えています。

そのため、時価総額加重平均と言うアイデア自体は良いが「日本経済の実力を反映している」とは言い難い指数になってしまっている現状があります。

東証マザーズ指数とは?

そもそも「ベンチャーなどの新興企業が資金を集めるために上場する市場として”マザーズ市場”が作られた」と言う背景があります。

そのため成り立ちとしてはアメリカのNASDAQに似ており、「マザーズは日本のNASDAQに相当する指数」と言えるでしょう。

マザーズは厳密には指数ではなく、日本の新興企業が上場するための市場のことを指す

このような背景からマザーズ指数にはメルカリを筆頭とするITベンチャーが多数指数に組み込まれており、確実なリターンを狙うと言うよりも一発当てる夢のある指数としての側面が強いと言えます。

そのため、当然、日経平均、TOPIXなどに比べ下落リスクも高く、投資をするにはハイリスク・ハイリターンの側面が強い指数とも言えるでしょう。

また、一般的に新興株は金利上昇に弱く、新興株を多く含むマザーズ指数も金利の上昇局面に弱い指数となっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

上記の同じ日本の指数といっても意外と違いがあるため、その違いを理解して投資していくことが重要です。

この記事が皆さんの日本のインデックス投資のお役に立てれば幸いです。

コアラ
コアラ

同じ日本の指数といっても、

・日経平均

・TOPIX

・マザーズ

それぞれ、別の算出方法で計算されている。

そのため、それぞれの持つリスクも異なってくる

この違いを理解して投資を行いたい

以上、コアラでした。

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